映画『ヒメアノ~ル』

 

森田剛なんてどこにもいなくてムロツヨシもいなくて濱田岳くんは濱田岳くんとしてそこにいるかのような自然さでした。でもムロさんは安藤さんでしかなくて安藤さんはもはやムロツヨシでした。でも森田剛はいなかったよね??あ,でも2回ほど剛くんをそこに見てしまいました。

 

エンドロールになってそれまで息を詰めていたことに気付いて,脱力とともに込み上げるものがあって,立ち上がって歩いているうちに少し吐き気がして,劇場出たあとの華やかなお店と人混みがただ流れる景色でしかなくて全然目に入らなくてこの世界には自分しか生き物がいないんじゃないかみたいな浮遊感の中でしばらくふらふらした。

森田の色々な声が,色々な表情が頭の中を駆け巡る。やっぱり森田さんの声はすごい,1回観ただけのシーンでもその声がそのまま耳に残っている。あと表情。ひとつの作品でこんなにも違う表情を,人格を出すことができるだなんて。

それにしても噂には聞いていたけれどタイトルの出し方!!!!!

ここできたかー!!!!!っていうよりもタイトルと「映倫/R15」が出たときのあの画,あの音楽にめちゃくちゃ興奮した。ぞくぞくした。音楽そのものはサイトで聴いていて聴けば聴くほど不安掻き立てられる曲・・・って思っていたのに,映画観終えた今あの音楽聴くとやたら興奮する。あの字体もたまらない。映画『ヒメアノ~ル』はこっからだからな!!!!!っていう本気がみえる。で,音楽が終わる瞬間。岡田とユカちゃんの日常と森田の日常が繋がっていることを肌で感じる。

 

ということでヒメアノ~ル観てきたよ!森田剛すごかったよ!っていう感想にしてもいいのだけれど,私が書きたいのはそこじゃないのだよ!!でも思いっきり内容に触れるからそれ以外のことを先に書いたまでだよ!!私が書きたいのはラストについてでひいては原作踏まえた森田という人物についてだよ!!というわけで続きを書きます。原作読んで映画を観た上で感じたことを書きます。

 

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