review

2023年の15作品

いくつか。 1. SOPHIA LIVE 2023 "return to OSAKA" 9年半振りの生のライブ、色々なことを感じて考えた。 愛の讃歌で涙ぐみ、”毎日はいつも向かい風〜”って歌っていたら急に涙が出てきて、相変わらず刺さってくるなあって思った。一方で、感じ方捉え方が変…

2022年の18作品

あれもこれも。 1. TRUMPシリーズ ミュージカル『ヴェラキッカ』 2022年が始まって早々にものすごい作品を観てしまったと思った。ノラ様を愛しました。 TRUMPシリーズ最新作 ミュージカル『ヴェラキッカ』 2. 「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」 ヘ…

SOPHIA LIVE 2022 “SOPHIA” 2022/10/11

愛の讃歌が流れ始めた瞬間、メンバーがひとりずつ登場するたび、それぞれの音が鳴り始めるたび、そして最後に登場した松岡さんの表情をみて、言葉にできない感情のまま涙が流れるばかりだった。でもライブが進むにつれて、2013年8月12日の“次の“ライブを観て…

2021年の9作品

あまり観なかったなあと思っていたのにそうでもなかった。あれもこれもあっという間に忘れてしまう。観た作品のなかからいくつか。 1. 100点・unチョイス!第13回公演「ヒロイン」(配信) 泣いて泣いてしゃくりあげてカーテンコールで笑顔になった。歳を重…

少年社中 第38回公演【DROP】2021/9

いまもまだ迷宮にいた時間を思い出す。私がみたのは夢だったのかなあって気分になる。でも「再生」と「再出発」のためにはあの迷宮で彷徨った時間が確かに必要だったと思っている。 Team Humpty、Team Dumptyの順に配信で観ました。"Humpty Dumpty"だからそ…

2020年の11作品

私は劇場で観る演劇が大好きです。 1. Bunkamura30周年記念 シアターコクーン・オンレパートリー2019+大人計画『キレイ-神様と待ち合わせした女-』 板の上に立つ役者が放つ熱量を浴びて役者の存在感に惹きつけられて歌に心を震わせて目の前で起こってい…

2019年の10作品

今年は演劇に向ける熱が多かった一年だったかもしれない。 1. パルコ・プロデュース「世界は一人」 眠りについて目覚めたら新しい一日が始まるけれどもその世界を生きる私から私は抜け出すことは出来なくて,私の命が尽きるまで私は私を辞めることは不可能…

2017年の5作品

昨年まではその年に読んだ本から選んでいたけれど,今年は選ぶほど本を読まなかったので映画,演劇も含めて。 1. 映画『たかが世界の終わり』 It's Only the End of the World Trailer | Festival 2016 "Home is not a harbour" 美しい映像と音楽,そして美…

映画『たかが世界の終わり』

美しい映像と音楽,そして美しい人たち。 冒頭の薄暗い機内でのモノローグに何だか泣きそうになって,その後流れてきた歌にもっと泣きそうになった。 "Home is not a harbour" それは,すでに私の中にあったものだった。それでも心を揺さぶるメロディと言葉…

2016年の小説11冊

「ご本、出しときますね?」お正月SPめちゃくちゃ面白かったですね!!!朝井さん,わたしも同じ本を選びました!!! 2016年はあまり本を読まなかったので,好きな作家さんの作品に偏りがちだったけれど,「ご本、出しときますね?」やら「アメトーーク」や…

山崎ナオコーラ 『美しい距離』

誰もが死に好奇心を抱いている。他人の余命を知りたがる。死にそうになっている人を「かわいそう」と思うことに快感を覚える。 この文章を読んだとき,息が苦しくなってしばらく先に進めなかった。思わず本から顔を上げてしまって,呼吸を整えているときにな…

映画『ヒメアノ~ル』

森田剛なんてどこにもいなくてムロツヨシもいなくて濱田岳くんは濱田岳くんとしてそこにいるかのような自然さでした。でもムロさんは安藤さんでしかなくて安藤さんはもはやムロツヨシでした。でも森田剛はいなかったよね??あ,でも2回ほど剛くんをそこに…

ヒメアノ~ル

わたしは森田正一ではないけれど森田正一が抱えているものをじぶんのそれとして読んだし,森田剛という役者が演じるのは連続殺人鬼,というよりも森田正一が抱えているそれ,まとっているもの,滲み出るもの,孤独,悲哀,絶望,そういったものなのかなと,…

2015年の小説7冊

2015年も色々な本との出逢いがありました。 読んだ本(好きな本)=性癖だと思っていますが,じぶんが面白いと思える本に出逢えたら嬉しいし読みたい本はたくさんある。「だから読書は面白い」と何回も思うしもっと読みたくなる。読書は「本」と「私」の一対…

2014年に読んだ本から何冊か

2015年も1ヶ月が過ぎた今になってこんなことをやってみる。 一年間に読んだ本をざっと見返しながら目についたものをつらつらと。目に留まる=印象が強かったものには何らかの理由があるということで。読んだ本に関してはブクログで自分用の感想を残している…

NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」

一年間の習慣というのは恐ろしいもので2015年最初の日曜の夜8時も大河ドラマを観て過ごしました。 官兵衛おもしろかったなあ。最終回は後半,家臣団に負けず劣らず泣きっぱなしだった。思えば敵方の領地に立ち入った万吉を母親が諭すところから泣いてたし,…

君が僕の息子について教えてくれたこと

君が僕の息子について教えてくれたこと|ドキュメンタリー|DVD 君が僕の息子について教えてくれたこと|ドキュメンタリー|DVD 昨年8月に放送された本放送の録画をやっと観た。 ミッチェル氏と東田さんが対面し言葉を交わすところから後半涙が止まらなかっ…

久々のSupernovaに見惚れる

躍っているV6が観たくなって,それもコンサートじゃなくてひとつの作品の中で踊っているのってどれだろうと思ってSupernovaのMVを久しぶりに観たらめちゃくちゃかっこよかった。見惚れて溜息出るほどにかっこよかった。 やっぱり踊ってる6人めちゃくちゃか…

夜中に犬に起こった奇妙な事件

原題:THE CURIOUS INCIDENT OF THE DOG IN THE NIGHT-TIME 夜中に犬に起こった奇妙な事件 作者: マークハッドン,森ヒカリ,Mark Haddon,小尾芙佐 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2007/02/28 メディア: 新書 購入: 2人 クリック: 27回 この商品を含むブロ…

明日、ママがいない

全話通して観て、毎回泣いた。最終回はずっと泣いて泣いて泣きじゃくって観終った後の私の目がえらいことになっていた。 このドラマをどのように観て何を思い何を考えたのか。 実はそういうことよりも、もっと感情的な部分で揺さぶられるドラマだった。私に…

SOPHIA TOUR 2013 未来大人宣言 FINAL 日本武道館公演 LIVE DVD

いつ観ようかとか、そもそも観るのも躊躇していたのだけれど。 観てしまったらもう本当に区切りがつきそうだし、当日はステージ後方の席だったから私が見ていた景色はずっとアリーナ席のファンも含めたもので、映像となると(当たり前だけれど)正面からステ…

オカダのはなし

とてもとても今更だけどオカダのはなしの話 手元に届いてまず読んだのが「V6」の箇所、そして泣きました ええ、本当に涙がこぼれてしまいましたよ! 小見出しの「大事なメンバーのこと。」というのですでに何かを掴まれていましたが、最年少から見ていたグ…

あとかた

あとかた 作者: 千早茜 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2013/06/21 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (4件) を見る 文章の流れがとても好き 初めて読んだけれど、すぐに好きだな、と感じた 感覚的な言葉がたくさん、でもそれがわずらわしくなく綺麗…

DVD『V6 live tour 2013 Oh! My! Goodness!』(2)

ひとつのコンサート映像を繰り返し観ていると、どんどん細かいところに目がいってしまうのですが(一人ひとりの表情とか動きとかやりとりとか) 本編通して観終わったときの胸に迫る感動といったらなかった! V6のモニュメントを背負って登場して、再びそこ…

うさぎ娘と魔法の夜

Hanakoの連載がとても好き この1ページだけ別世界のような錯覚 三宅健×ファッション(しかも女性雑誌)でひとつの世界が完成しているような しかも自ら着こなすフォトジェニック三宅健 そして女子目線を忘れないコメントにいつも打ち震える Fashion Boulang…

DVD『V6 live tour 2013 Oh! My! Goodness!』

V6 live tour 2013 Oh! My! Goodness! (DVD4枚組) (初回生産限定盤A) 出版社/メーカー: avex trax 発売日: 2013/11/27 メディア: DVD この商品を含むブログ (3件) を見る ひたすらOMGコンDVDを観る週末を過ごしました この顔がスゴイい!で“全員がアクロバッ…

永遠の0

12/25 映画「永遠の0」 劇場鑑賞 “泣ける映画”という触れ込みだったけれど、私の中ではそうじゃない 鑑賞後に感じたのは“胸に突き刺さる映画” それは痛みとか悲しみとかだけではなくて愛とか温かさとかも含めて その結果、涙を流す人もいるだろうし流さない…

図書館戦争

5/20 映画「図書館戦争」 劇場鑑賞 期待を裏切らない、むしろ映画として期待以上だった 何より嬉しかったのは単なるラブコメアクションじゃなかったということ 表現の自由、検閲、それに立ち向かう人々、そういった社会的背景が軸になってたことが個人的にす…

舟を編む

4/22 映画「舟を編む」 劇場鑑賞 よかった、静かにたくさん泣いた 原作でたくさん泣いたのは最後だったかな、松木先生が亡くなるところだったっけ 西岡が絡んでくるところで泣いた 私、西岡が好きなんだよね、お調子者で思ったことそのまま言うんだけどさ、…

凍りのくじら

凍りのくじら (講談社ノベルス) 作者: 辻村深月 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2005/11/08 メディア: 新書 クリック: 52回 この商品を含むブログ (168件) を見る 私は、何だろう “Sukoshi・Futoumei (少し・不透明)” 主人公の Sukoshi・Fuzai (少し・不在…