きらきら

“永久未来続くものなどあるはずはないから これで行くさ僕は僕を壊してく”

ON THE TOWN 10/19 @オリックス劇場

 

 

観劇から3ヶ月も経っているから細かいことを書くわけではないけれど,でもやっぱり感じたことは残しておきたいなと思って。なぜそんなことを今になって思ったのかというと,ポポロ連載(「Vのキセキ」)で息が止まるほどの雰囲気醸し出しているトニセンなのに,対談の中身はまさにト二センで何ならその内容とか考え方とか姿勢とかにじんときて,トニセンの関係性っていいなあと,この3人がお兄ちゃんたちでよかったなあと思いを馳せているうちにここに辿り着きました。20周年というタイミングでグループ露出すごいし必然的に過去を振り返ったコメントも多くなるのだけど,読めば読むほど,知っている話もあるはずなのにもっとV6のことが好きになる。

 

10年ぶりの舞台共演,ミュージカル。わたしが観劇したのはオリックス劇場だったので,ト二センにとっても思い入れのある青山劇場の空間は共有できなかったけれど。

とてもとても楽しいミュージカルだった!たくさん笑ったし元気になれたしどこを観ていいのかわからないくらいに細かい演出があって目まぐるしいのだけれどそれもまた楽しかった!ゲイビー,チップ,オジーのキャラクターがそのまま3人のようであり,関係性もまた然り,ということだったけれど,24時間のニューヨークを楽しんでいるのはゲイビー,チップ,オジーであり,実際の"トニセン"という存在は感じなかった。さすがにクラブでオジーがゲイビーに向かって大げさなアクションしているときはいのはらさん!って思ってしまったけれど!実際の本人たちと重なる部分が多いキャラクターだけにもっと個人を意識するのかなと思っていたのだけれど,始まってみるとそこにいたのは船乗りの3人だったのが嬉しかった。

 

で,カーテンコールで3人の姿を観たときの感想が冒頭のもの。それまではずっとゲイビーとして観ていたのに,いのはらさん,長野くんに続いてお辞儀をした坂本さんを見て何かぐっとくるものがあった。佇まいとか纏っているものだと思うのだけれど,ああ,この人がリーダーなんだなって。トニセンでも中心にいるのはこの人だし,たぶんそこに6人の姿を見ていたのだと思う。それは坂本さんが身を置いてきた場所であり好きな場所でありそして評価されてきたミュージカルという舞台だったことが大きいのかもしれないけれど,それだけじゃないものを感じた。この人がリーダーなんだなってすごく自然に浮かび上がってきた言葉だったけど,それがとても嬉しかった。

 

 

ゲイビーのソロ,『ロンリータウン』は言葉にしてしまうと陳腐だけど酔いしれた。ずっと聞いていたいほど。ゲイビーのソロから始まってコーラスが加わっても突き抜けてくる声に胸が締め付けられた。『自分のままで』はすごく幸せな気持ちになった!もちろん,クレアとオジーのわかるよ~は中毒になりそうなくらい「きたー!」ってなったし,押せ押せヒルディとでも地下鉄でちゃっかり男発揮しているチップのカップルも大好き。それにしてもピットキンのわかるよにはやられた。青山さんに持っていかれた,ずるい!

 

楽しかったなー!3ヶ月経っても覚えているところはやっぱり印象に残っているということだし。

実のところ,その時期結構いっぱいいっぱいなところがあって,劇中も罪悪感というか純粋に楽しむ余裕がないことに自分でも気付いていたりしていて,それが悔しかったのだけれど。でも変な話,カーテンコールで3人の姿を見て,坂本さんに対してやっぱりこの人リーダーだなって思った瞬間,そういう想いが昇華されたというか,そこで完結した感じがした。めちゃくちゃだけど本当にそういう感覚になったことを覚えている。

 

わたしには変な意地があって舞台観劇にオペラグラスの類は持っていかない。レンズ越しに見るのではなくてこの目で直接観たい!と言えば聞こえがいいのかかっこつけてると思われるのか,まあなんだそれ!ってなりそうだけど,多分それは入場時に手荷物検査(カメラ)がされていなかったバンド*1にまつわるあれこれに由来するものです。

確かに細かい表情も観たいし観劇回数が限られていれば座席も限られるし,座席によって全然違うし。でもどうしても舞台上の誰かひとりの表情に寄ることで他を見逃してしまうという気持ちが拭えなくて,たとえ細かいことは見えなくても視界に舞台上のものをすべて収めることで「わたしは観た」という事実を守りたいと思ってしまう。とは言っても必ずどこかに焦点を当てて観るわけだから,今回のようにそれはそれはあちこちで細かい演出がされている場合は見逃しているところもたくさんあるはずだけど,それはそれでいいかなとも思う。座る場所は運だし,そこから観えるものを観えるように(もちろん最低限の環境は保証されている前提で)楽しめたらいいなって。その点,歌声は(聞こえ方の違いはあっても)どこにでも届くから贅沢。

 

あてがきではなく,1940年代に上演され大ヒットとなった作品のキャラクターがそのままトニセンに当てはまる。それって,それぐらいトニセン3人の関係性がある意味理想的なものだということなのかもしれないと思うとなんかもう。あちこちで語られていた,"坂本くんが痩せていかない"という言葉がとても好きです。

あ,あと人物相関図のチップ長野くんがどう見ても三次元じゃなくて困る。この気持ちどうしたらいいかわかりません。長野くんの麗しさって何なのだろう。

 


 

ブロードウェイミュージカル「ON THE TOWN」

演出・振付=ビル・バーンズ
翻訳・訳詞=G2
作曲=レナード・バーンスタイン
脚本・作詞=ベティ・コムデン アドルフ・グリーン
原作・原案=ジェローム・ロビンス
キャスト =坂本昌行 長野博 井ノ原快彦

キャスト =真飛聖 樹里咲穂 シルビア・グラブ

ャスト =青山明 伊東弘美 高谷あゆみ 他

 


 

*1:つまるところSOPHIAです