WAになっておどろう

 

紅白初出場のグループはデビュー20年目。突発的にその年ヒットした曲があったからではなく(NHKにおける)個人活動の充実とグループの実力,その上でまさに紅白のテーマ「歌おう。おおみそかは全員参加で!」を背負えるみんなで歌える最強の持ち歌があり,初出場だけれど尺調整が難しい前半のトリを任され,紅組和田アキ子さんとの直接対決,勢ぞろいした他の出演者を後ろに歌って踊るV6。

・・・すごくないですか!!

 

さらには伍代夏子さんのバックを和装で務め,朝ドラ受けをNHKホールで行い,TOKIOの応援に駆け付けたと思えばステージで盛り上げ,SMAPメドレーでも盛り上がり,白組トリの嵐の曲紹介を担い,V6中心に観ていた身としては見どころ満載でとても楽しかった。紅白におけるV6への期待は単なる話題性だけじゃなくて信頼あってこその役目もあったと思うし,個別的な出番じゃなくても全力で楽しんで盛り上げる姿もあってとても嬉しかった。そういうところが好きなんです。TOKIOのときの坂本さんとかめちゃくちゃいい笑顔で歌っていませんでしたか。長野くんもTOKIOのすぐ後ろで。ステージに向かう時点でぴょんぴょん跳びはねている井ノ原さん大好きだしその後も真っ先に高い所へ,階段を上っていく判断すごいなと思ったし,長野くんの肩持って呼び寄せようとする健くんがとても楽しそうだったし,健くんが最初に手を振り始めてすぐに井ノ原さんが合わせて隣の松潤も一緒に三人揃って手を振って,お客さんも合わせて一緒に手を振っていたのがいいなあと思った。何より剛くんが笑顔だった!手を挙げていた!WAになってのとき中居さんと丸ちゃんの間で歌っているときいめちゃくちゃ笑顔だった!剛くんの笑顔を見ると幸せな気持ちになります。

SMAPのときは後ろにいたけれど,坂本さんだけ腕上げて手拍子してたし,身長もあるかもしれないけれどみんなすごく手を伸ばしてペンライト振ってたし,井ノ原さんがぴょんぴょん跳びながら横に出てきたし,シャツめっちゃ出ていてそれをおかださんに言われていたような感じだったしなんかもうとにかくすごく楽しそう!って思いました。だから私もとても楽しかった!

 

そもそもHKTからライバル宣言されたことに対するくだりで早々にぶっこむ井ノ原さん大好き。その前にちょけるおかださんとのコンビも大好き。メンバーがやらかしたときに誰よりも早く突っ込んでくれるメンバーがいるっていいね!それを楽しそうに笑ってくれる雰囲気が見慣れたものでじんわりきました。きらきら衣装もかっこよかったなあ,6人でまたぎゅっとなってる!と思っていたけれど,嵐の曲紹介のときに横に並んでいる姿には貫禄があってかっこよかった。

おかださんは感情を込めたナレーションで,井ノ原さんは台本とは思えない井ノ原さん自身の言葉で,でも感情とともに真っ直ぐに響いてきて,全然違うのだけれどどちらもよかった。おかださんが「15年同じグループでやる」という言葉の前に,視線が横に移ったのはそこに並んでいるメンバーのことを想ったからなのかな,と思ったりしました。嵐に向けてだけれど15周年を経て20年目を迎えたV6にどうしても重ねてしまうところがあり,それだけではなくバックについていた先輩からの曲紹介,そしてV6として見たときにグループ最年少でほぼ素人のままデビューして,辞めようと考えていた時期があるおかださんがこの言葉を言っていると思うとなんだか泣きそうになりました。その前にすでにV6の曲が終わったあと,とてもとても丁寧にお辞儀をする6人を見て込み上げるものがあったのだけれど。紅白に限らずいつもそんな6人が素敵だなあと思っているけれど,やっぱり舞台が舞台だけに特別な想いがした。そして「とてもいい記念になりました」という井ノ原さんの言葉。来年はないと思っているのかなあと受け取ってしまうけれど(冥土の土産とか),確かにこれで今後の出演が確約されたわけではないし謙虚というか冷静なグループなのかなって思います。

 

でもでも歌ってよし踊ってよし,バックについてよし和装で舞を披露してよし,他の出演者を盛り上げてよし,コメント求められてよし,曲紹介してよしって考えたらこのグループすごくないですか。出番が多かったからこそわかることでもあるだろうけれど,そこできちんと対応できるのすごいなって。あとメンバーそれぞれの魅力と関係性がすごく出てたように思う。それも嬉しかった。

 

 

貢献度が高いですよねと言われて「貢献という意識はないです」と答えた井ノ原さんだけれど,事実としてNHKにおける個人活動はすごい。大河主演&歴史番組,大河出演3回,朝の情報番組MC,田舎暮らし体験型情報番組,教育番組。分野それぞれ違うし,それを束ねているのがNHKでの番組持っていないリーダーってめちゃくちゃかっこよくないですか。もちろんTVが活動の最高峰じゃないし舞台とかファッションとか活動領域はTV以外にもたくさんあるけれど(改めて考えると私の好きなグループの人たちの守備範囲が広すぎる),NHKでお仕事しているメンバーがいて,それが紅白出演に繋がったのであれば,そこには認められたものがあるわけで番組というコンテンツもあるだろうしやっぱり人柄というのも大きいのではないかなって思う。

 

もうすぐV6だと思ったときの緊張すごかったなあ。紅白出場はすべての人が初めて経験することだけれど,Jr.時代から誰かのファンだった人,デビュー時から見ていた人,何年目かで好きになった人,最近転げ落ちた人,一人ひとりがそれぞれの想いを抱えながらこの日を迎えたのだろうなと。そして20周年もそれぞれが色々なことを想うのだろうなと。

 


 

多幸な大晦日を過ごした翌日の嵐にしやがれでのリーダー会。内容は知っているものだったけれどなんかいつもと違う気持ちになってまた幸せ噛みしめてた。城島リーダーの存在や言葉があったのも大きいかもしれないけれど,だからこそこの人V6のリーダーだよ!リーダーでほんとよかったよ!って思った。そして小山くんの喜びようと涙にちょっともらい泣きした。

それにしても坂本リーダーのあらゆる魅力が詰まっていませんでしたか!料理の腕に異色の経歴,デビュー当時の苦労,歌声,そして写真の若さ!幸せ。WAになっての歌い出し,NHKホールに響き渡る坂本さんの歌声に惚れ惚れした。やっぱスタアだよ!城島リーダーと長年の付き合いがあるからこその雰囲気も素敵だなあと思った。

昨日のVS嵐も楽しかったなー!最近バラエティ出演が増えているからかコメントにインパクトあるし面白いし,スタッフさんもそれをわかってかたくさん拾われていたしゲームでも活躍してなんかもう相乗効果すごい。そんな三宅さんだけれど,紅白出場が発表されたあとのにこけんの言葉は本当に本当に嬉しくて涙が出た。本当に素敵な人だなって。三宅さんを好きでよかったなって。それだけじゃなくて紅白当日にも更新してくれたこと。

 

こういうことってファンだから知り得る三宅さんの姿であり,それは他のメンバーに対してもたくさんあると思う。メンバー同士の関係性にしても。それは受け取ったもの,受け取ったものに対して感じることなのだけれど,時にそこから組み立てたストーリーが自分の中で事実になってしまうこともあるなあと思ったりする。あくまで私が感じたことは私の印象でしかなくて実際のところは本人たちにしかわからないから,と最近自分を諌めるようにしていたのだけれど,やっぱり6人にしか分からないこと,知らないことがあるのだと。うん,それは至極当然なことなのだけれど当人から言葉にされるとなぜかものすごく重みを感じる。なんかずるい。

そうはいっても6人が一緒にいるときの雰囲気とか活動とか言葉から受け取るものはたくさんあって,それが嬉しかったり楽しかったり感動したりするのはこの6人だからこそなわけで,今年の20周年がとても楽しみです。

マニアックな職人気質。個々の活動は本当にそれぞれで,でもグループとして6人が共有している魅力がはっきりとあって,だから6人集まったときの高まりがたまらなくかっこいい。紅白を経てさらにV6が好きになりました。次はどんな活動かな。あ,アニメのタイアップだった!

 


テレビ東京・あにてれ FAIRY TAIL