そして2人になった

 

トモのMICHAEL脱退。

 

この事実にかなり動揺している自分に驚いた。重いものを吸い込んでしまったような息苦しさであまり何も考えられなくて,ああ,活動休止を知ったときもこんな感覚だったなと思い出した。そのときはもっとひどくて吐きそうだったけれど。思考停止。

 

SOPHIAが必ず再結成してくれると思える拠り所はないし,再結成を信じて待っているとは言えない(そもそも"してくれる"というのも何か違う気がするけれど)。もちろん,また五人のステージを目にすることが出来たならそれほど嬉しいことはない。でも今のわたしは現状をそのまま受け止めるだけというか。再結成するかもしれないし,しないかもしれない。したとしてもその瞬間にわたしが立ち会えるかどうかなんてわからない。未来のことなんてわからないから。だからSOPHIAに関してもMICHAELに関しても今のわたしに積極的な想いはなかったから,今回のことで動揺している自分に驚いた。それがトモだったからなのか,メンバーの脱退という事実が生まれた状況に対してなのかはわからないけれど。

 

一度は,一度だけど三人のMICHAELを見ているから。

会報見て,たとえ自分がFCに入る前のものであっても過去の記事は楽しめないなあと思いながら見た個人ページには結構胸が痛んだ。松岡さんが綴った言葉は,MICHAELにいないメンバーに対してかなとぼんやり思ったのだけど,逆だったのかもね。人の気持ちは変わりゆくし,同じであり続けるものなんてない,と一日経って思う。それでも"新しい仲間達""新しい景色"という言葉に傷ついている自分がいる。どこに行くかもわからないのに一緒には行けない。松岡さん個人に対して積極的な気持ちを持っている人ならば,その言葉だけでついていけるのかもしれない。けれどもわたしはそうじゃない。そしてもしあの内容が今回のことを指しているのであれば,あれを会報に記載したのは辛いなと。

でもこんなことを考えると,ROCK AND READの記事が頭をよぎる。こうやって,わたしもまた槍を投げているのかなって。フロントマンであり続けて,今もそうであろうとしている人に対して。そして芽生える罪悪感。

 

旅をしたのがどうして二人だったのだろうという形にならない疑問も浮かんでいたけれど。二人以上の人間が集まる理由があるなら離れる理由もある,それほどに複数の人たちで何かを形成することは難しいんだなって。昨年のMICHAELは,自分の目で耳で確かめるために行った。同じ理由で今,チケット探そうかなとも思っている。

 

活動休止を経験してから脱退という言葉を耳にするとは。

二人から始まったSOPHIAは今また二人になった。