オカダのはなし
とてもとても今更だけどオカダのはなしの話
手元に届いてまず読んだのが「V6」の箇所、そして泣きました
ええ、本当に涙がこぼれてしまいましたよ!
小見出しの「大事なメンバーのこと。」というのですでに何かを掴まれていましたが、最年少から見ていたグループについて、そして一人ひとりについての文章が並べられ
で、最後の「6人」
本当に、メンバー一人ひとりについて書いてあって、
きっと外からは見えないであろう努力や頑張る姿も僕は見てきたし
というところにきて、自分でもわからないうちに視界が滲んでました
なんだろう、気が付いたら涙が溢れていた、みたいな
だから自分でびっくりした
しかもこの記事は連載時に読んでるし、その上2013年4月だから最近で、もちろん最初に読んだときもいいなあって嬉しかったのは覚えてるけど今泣くとは思わなかった
きっとオカダさん視点のグループ、メンバーへの言葉が凝縮された数ページを読んだ後でのこの文章だったからなんだろうなと思っている
“なんでだよ!”って思うこともあるけど
っていうのがまたいいなと思うのです
ふと鏡を見ると顔が笑っていた。うれしかった。
これもね、もう本当によかったなあって思った
いいなあ、というよりも、オカダさん、よかったなあって
一人だけ下積みなくいきなりデビューして、最年少がゆえの葛藤もあって、20歳になったら辞めようと思ってて角砂糖かじってた時期もあって、(あくまで外から見た印象だけど)メンバーから距離を置いているような時期もあって
この言葉を書いたのは2006年だから、びっくりするぐらいにメンバー大好きを溢れ出させている今とは(表現するかたちが)全然違うのだけれど、でもそのときにこういうことを文章にしていたっていうのが、そう思えていたことが本当によかったなと思う
オカダさんについてもこちらから見えないことはたくさんあるはずだけれど、文章に書かれたものを読むことができるというのはとても貴重だなと
どういう言葉を選ぶのか、どう組み立てるのか、何を書くのか
言葉の選び方とかはインタビューでも同じなのだろうけれど、なんだろう、その人が組み立てたものを完成されたかたちで(インタビューだったらやりとりの中で生まれてくる話とか方向とかあるから)目にすることができる、だから私はその人が書いた文章を読むのが好き
そしてオカダさんの文章はとても好き
最後の、メンバー一人ひとりについて書いているところ、これは私も思っていることだし、たぶんファンの中でも共有されている部分が多いことでもあると思う
だから、そういうファンの印象とグループの中にいるメンバーが感じていることが一緒だということの感動は小さくない
個人的には、三宅さんに対して
いい意味でいつまでも“アイドル”でいられる人
というのが、ああ、やっぱりそうなんだというか、いや、違うかな、メンバーもそんなふうに思っていて言葉にしてくれたんだ、という気持ちになった
私が知らないだけで、他の場所でもこういうこととか、似たようなことを他のメンバーがはっきりと言葉にしたこともあるかもしれないけれど、どちらかというと、(外からは見えない、という意味で)誰よりもアイドルであろうとしている健くん、というのはこちら側でよく言葉にされる印象だったから
あれ、健くんの話になってしまった
そのあとは最初に戻って順番に読んでいったのだけど、20代の頃の文章をちょっと堅いと思ってコメントを入れたその内容がとても優しい!
10年前の自分を見る目線がとても優しくて当時、色々なことを考えていた自分が、その内容がとても可愛く思えるんだろうなと
肩肘張ってるとか難しい男だなとかよくわからないとかでもかわいいとか、きっとかなり大きく変わった今だからこそ、そういうふうに見るんだろうなと
繊細なまま年を重ねてバランスの悪い、いやな奴にならなくて本当によかったねって思うし、やっぱりそれって格闘技の影響が大きいのかな
でもこの時代があって、いまがあると思えているのが素敵だなと思う、そういうふうに過去を振り返ることのできる今になっていてよかったなって
正直、私自身が考えることが好きで考えがちだから(そりゃもうひどいくらいに)、そしてそれを書く書かない別にして頭の中で言葉で組み立てていくと止まらなくなってしまうから、感覚的なことを抽象的なまま言葉にするという感覚はとてもよくわかる(と思っている)
そして当時のオカダさんの年齢を考えるとどうしてもすごく不思議な気持ちになってしまう、自分の年齢と比較して、その年齢のときの私のことを考えて
どこまでいってもオカダさんとの年齢差は変わることはないのだけれど、私が○歳だったとき、と思うと横並びにできてしまう違和感、そして同じ年齢のときにオカダさんが考えていたこと、って思うと、ああ、私もそうやって考えていたなと思う
(私の場合は)自分の中にもどかしい感情があったり迷いや不安があるときに、何とかそれに自分で意味付けをしようとか解釈をしようとか自分を分析して、とにかく言葉で整理しよう、理由付けをしようと思ってしまう、しないといられない
で、それがなんか格言めいたり変に堅苦しい言葉になったり観念的なものになったりする、でもそれを自分の中に取り込む、みたいなことをする
オカダさんがどういう過程をたどってああいう言葉が出てくるのかはわからないけれど、オカダのはなしを読んだ後、私のそういう観念的なことを考える思考モードのスイッチが入ってしまって、ただでさえ普段からそういう傾向にあるのに、どっぷりと内側向いた思考にはまる日が続いてしまった
触発されてしまうんだよね、そういう人の話聞いたり読んだりすると
もっと気楽に読めばいいのかもしれないけれど、そもそもエッセイの内容そのものが色々考えた言葉だからどうしてもそうなってしまうような
あとは当時の写真を見ながら、やっぱり変わったなあと改めて思う
私、メンバーの中でこの18年で一番外見というか雰囲気が変わったのって(年齢のこともあるだろうけれど)オカダさんだと思ってる、時期による途中経過の変動も含めて
年齢を重ねたっていうだけじゃなくて、人が変わったなあと思うくらいに
もちろんみんな変わってるし、あれ、でも時空が歪んでいる人も、むしろ時間に逆らっている人もいるような気もするけれど!
やっぱり内面って外に出るのかな、なんて思ったりする
どれくらい出るか、どんなふうに出るのかは人によって様々なのかもしれないけれど
メンバーには幸せでいてほしい
と願い、
5人を見ていて、誠実でいたい、と心から思えて、そんな人たちが周りにいることに僕は救われている
と感じている、なんかもうこの言葉に胸がいっぱいになる
たまたまグループを組むことになったメンバーに対して、ここまで思える関係になったというのが奇跡なんじゃないかと思うくらい、それぐらいに18年という活動は長いもので経験してきたことも大きくて色々あって、でも一番は6人それぞれの人間性なのかなと思う
オカダさんに限らずそれぞれのメンバーが、18年の中で変わったことってたくさんあるだろうし、変わらなければならなかったこともあるだろうし、それがあったであろうことを思いながら、今の6人はとてもいいなあと思う
グループのあり方とか、メンバーとの関係性は、そのグループそれぞれなんだろうけれど、私はV6の今の雰囲気がものすごく好き
確かに外から見えないことの方が多いけれど、だからこそ伝わってくるものは感覚的に捉えられるというか、感じるものがあるというか
官兵衛ルポ。があるとはいえ、正直、EXPOSURE終わってしまうのは寂しい
来年、どうなるかはわからないけれど
とはいいながら、ルポのスタッフの暴露話が楽しみなのも事実
だって前回のなんて!メンバーへのタッチは映像にも数々残っているし(世間一般では知らないけれどファンの中では)周知の事実でしたが、スタッフさんにもやってるの!男ならいいでしょっていうその返し何なの!
でもそうやって現場で過ごしている殿でよかったなあとこれまた何目線かわからない感慨があります、うん、そうやって(いや、方法の良しあしはわかりかねますが)現場を作っているということだと思うから、いや、そういうの関係なくやっている可能性もあるけれど!
メンバーには幸せでいていほしいと願っている岡田くんだけど、そんな岡田くんも幸せでいてほしいなと心から思います