きらきら

“永久未来続くものなどあるはずはないから これで行くさ僕は僕を壊してく”

大天使になった堕天使

 

ROCK AND READ 052

ROCK AND READ 052

 

 

ごめんなさい、泣きました。

どうして謝るのかと聞かれると困るのだけれど、ごめんなさいって思った。たぶん少なからず私は槍を投げていたと思ったから。なんで活動休止にするの!とは思わなかったけれど、どうしてちゃんと説明してくれないの!とか、どうして別のバンドを一部のメンバーで結成しているのにSOPHIAの曲までやるの、とかそういうことを思っていたのは事実だから。

 

だから休止にする理由はちゃんとあるけれど、それを言うことが本当にいいのか、と松岡さんが考えていたということが深く刺さった。今回は言えない。言えないけれどもちゃんと理由があるという現実は私にとって痛みを伴うものだった。読んだときにどきっとしたというかはっとしたというか。もちろん、その理由って何だろう、どういう話になったのだろうとも思ったけれど。そして同時に、だったら、そこまでちゃんと言ってほしかったとも思った。確かにインタビュー記事という媒体で発信しているけれど、果たしてこれを読んでいる人たちがどれほどいるか。"活動休止"という発表だけを聞いた人には知ることのできない背景。ライブでもそこまで言わなかった。言っていたら、降ってくる槍はもっと減ったかもしれないのに。私もRR読むまでずっともやもやしていたから。だから読んだときは、そう思ったのだけど、改めて今思うと、この媒体だから、松岡充個人のインタビューだから答えられたことなのかもしれない。そしてMICHAELとしてライブも行って、少しの時間が経過した今だからこそ言葉にできたものであり、そもそも他のメンバーがいる(最終的にはメンバーの話し合いの結果なのだろうけれど、できない積極的な理由があったのは松岡さんではないと思うから)ステージの上では言うことができなかったんじゃないかなと。これは私の勝手な考えだけれど。

 

でも「やりたくなくなったら、やめればいい」と松岡さんが言い続けてきた、というのは前から知っていたことで、それでも今、"解散"という結論にはならなかったということは、"やりたい"という意志がメンバーにある、ということだと捉えていいよね?活動休止にする理由はちゃんとある、でもそれを言うことはできない、でもやりたいという意志はある。今はそれで十分かもしれない。その事実があってやっと、SOPHIAの未来のために活動休止をする、というのを理解することができるから。正直、それまでは、そんなの活動休止をするときの常套句じゃないか、みたいな気持ちもあったから。何を根拠にそんなこと言えるのって。そしてそれは間違いなくフロントマンでありスポークスマンである松岡さんに向いていたのだけれど。そして案の定、槍は私が思っていた以上に、たぶん想像を遥かに超えて松岡さんに降りかかっていたのだろうな。それをひたすら受けていたという彼の身の犠牲の仕方は(犠牲、というネガティブな方向で言ったらだめなのかもしれないけれど)これに始まったことではないだろうけれど、さすがに心配になる。すべてを背負うという覚悟があるということをこちら側に改めて放ったとき、同時にその後ろにある闇も見えてしまったときにこちらがいたたまれなくなるから。

 

だからこそ、なのだろうけれど、ジルとトモの話に泣いてしまったのだよね。特にジル。ジル、やっぱかっこよすぎるよ!松ちゃんについていく、とそれぞれが伝えたということにね、もう。フォーエヴァー・プラッドで、「バンド大好き!」ってシャウトするところが一番グッと来たというのに私がグッときた。私もあの舞台で歌っている松岡さんに、ソロで歌っている姿に、そして「バンド大好き!」ってこの状況でこの言葉を聞いたときにやっぱり色々な気持ちが駆け巡ったから。(というかまずジル、舞台観に行っていたんだね…!)都の闘病のときには、松岡さんと都の付き合いの長さを感じたのだけれど、今回はSOPHIA以前のバンドから一緒にやってきて(神已!)ジルが持ってきたBelieveからSOPHIAが始まって、そういうジルとの関係を、そのすごさをすごく感じた。ライブをしたいと言った松岡さんに「ええで、やろうや」って返したジル、めちゃくちゃかっこいい。各メンバー同士にもあるのだろうけれど、松岡さんもそれぞれのメンバーとの関係性は違うのだろなと。そして今、SOPHIAのときと同じように新しいバンドを立ち上げようとしたときに向かい合っているのがジルであり、その存在はとても大きいのだろうなと。もちろんトモもだけど!むしろトモは成長した存在として今はいるのだろうと思う。すべてを背負って、たとえ槍を全身に受けようとも(いや、実際思いっきり受けているけれど)SOPHIAの旗は降ろさないと、その旗を守ろうとする松岡さんだけれど、ジルがそばにいるから松岡さんは一人じゃないんだなって、ジルがいてよかったねってとても嬉しかった。ジルのぶれなさはとても心強いのだと思う。いつもジルはジルだから。武道館でもジルはジルだった。MICHAELのライブで、それこそこちらが痛みを感じるほどに歌っている松岡さんを見て、ああ、この人は歌わないと生きていけないんだと思ったけれど、ジルは音楽が、ギターが好きで好きでたまらないんだなって思う。そんなジルがたまらなく好きだよ!

 

SOPHIAがやりたい」という松岡さんの言葉。

活動休止についても、その後のライブで、武道館で感覚的に受け止めることができた。MICHAELに対しても、ライブで感覚的にやりたいことがわかったように思った。でもそれを誰かに説明するとか、後から自分で考えたときにやっぱり「なんで?」とわからなくなっていたのだけれど。この記事を読んでやっと言葉でも理解することができたというか。ちゃんと受け止めることができたように思う。だから、今、SOPHIAの活動休止とかMICHAELとかに対して「なんで?」「どういうこと?」って思っている人にはこの記事を読んでもらいたいなと思う。MICHAEL始動のときに、何もわからないのに「松岡さんについていきます!」とは言えなかった私だし、やっぱり好きな音楽じゃないとライブにも行こうとは思わないから。だからこの記事を読んでよかったなと思う。なんで今になって、という思いも拭えないし、こういう媒体って読もうと思って初めて読むものだから、その時点で気にかけているということだし、こんなに頁数をとってもらうということもなかなかないし、そもそも音楽雑誌がどんどん減っている現状だし、どれくらいの人がこの文章を読んだのか気になるところではあるけれど。だから別のかたちでもこういうことを言葉にしてほしいと思っている。

 

記事は最初、書店で立ち読みして涙が滲んで、今改めて読み返してやっぱり同じところで泣きました(ジルとトモのところとジルのところ)。ちなみに様々なシチュエーションで撮影されている写真については二回ともあまり注視せずに飛ばしてしまいました。だって写真よりインタビュー内容だったから!青いメッシュには「エターナルか!」と突っ込んでしまいましたが。相変わらずのビジュアルですが、ビジュアル<インタビュー内容だったので。ゼブラ柄のショートパンツですけど!

 

5月のライブは地理的に厳しい。次に行けそうなライブがあったときにどうするか。MICHAELの音楽は好き。SOPHIAをやるためのMICHAELなら私もライブに行きながら5人になる日まで待とうかなとも思う。けれど、これからどうなっていくかによるところも大きい。バンドの在り方にしても発信の仕方にしても音楽にしても。

 

フォーエヴァー・プラッドの稽古場で思っていることを吐き出した、というのはあくまで舞台での音楽観や表現の仕方で、SOPHIAという個人的な事情をどこまで出したのかはわからないけれど、ヲタしいにゲスト出演していた慈英さんとのやりとりを見て、なんとなくだけれど、慈英さんはSOPHIAのことも含めて松岡さんのぐちゃぐちゃしていたものも受け止めてくれていたんじゃないかなと思った。私の主観でしかないけれど。舞台そのものは本当にずっと笑っていてとても楽しくて、その中でふとしたときに"SOPHIA松岡充"ということを思い出しては何とも言えない気持ちになっていたけれど、そこに長野さんがいたということもまた不思議な感じ。どこで何がつながるかなんてわからない。

 

RR読む前に、ミニアルバムを手にしたときに、ジルの曲が半分だったことがかなり大きな衝撃で、それがとても嬉しかったのだけれど、記事読んでやっぱりそうかと思った。

クロちゃんは今、何してるかな。行先を決めずに方向だけを決めて旅をしているかな。

 

「活動を止める必要があるんだったら、理由を教えてほしい」っていう想いなんじゃないかと思ったんですね。僕がファンの立場だったらそうだから、言ったほうがいいんじゃないかって話したんですけど、やっぱり、生きている中「すべてを正直に話せたらどれだけ楽だろう」って思うことってあるじゃないですか?具体的に言いたくないことだってある。だから、そこはメンバーの意志を尊重しようと思ったんです。ただ、槍は降ってくるだろうなって覚悟してました。 

話をしていくうちに、自然と「今後どうするの?」って会話になっていくじゃないですか?そういう流れでジル(豊田)は「俺は松ちゃんについていく。松ちゃんの横で弾くことしか考えられない」って言ったんですよ。トモ(赤松)は「俺は聞かれるまでもなく、どこまでも松ちゃんについていく。そのつもりで東京に出たからな」って言ってて。 

でも、やっぱり、僕の中にはSOPHIAがあるんですね。結論じみたことになっちゃうけど、僕はやっぱりSOPHIAをやりたいんですよ。SOPHIAをやろうとして新しいバンドを組んだ。だから、僕の中でMICHAELはSOPHIAなんですよ。もちろん、新しいところにもトライしていく。だけど「なにがやりたいの?」って聞かれたら、SOPHIAがやりたい。SOPHIAの別名がMICHAELみたいなものなんです。

 

他媒体では"松岡充 ( SOPHIA / MICHAEL ) "となっていたのに、ここでは"松岡充 MICHAEL"となっていて切なくなったけれど、この組み合わせに違和感を覚える自分が嬉しくもあった。