DVD『V6 live tour 2013 Oh! My! Goodness!』(2)

 

ひとつのコンサート映像を繰り返し観ていると、どんどん細かいところに目がいってしまうのですが(一人ひとりの表情とか動きとかやりとりとか)

 

本編通して観終わったときの胸に迫る感動といったらなかった!

V6のモニュメントを背負って登場して、再びそこに戻っていく終わり方

kEEP.oNで最後、一列に並んだ六人の後ろに“V6”と出たときにもわあああ!となった

幼い頃の写真が出て、そんなときになんかまったく接点のなかった六人が出会って、グループを結成して踊り続けて踊り続けて、keep on dancingして、18年経って今もまたこうやって埋め尽くされた場所で踊っている

 

そんな感慨深さの余韻が残ったまま、ここからラストまでの流れは盛り上がるんだけど、同時に満たされる感動がありました

個人的に「愛なんだ」がとても好きで、どちらかというと今のV6が歌うというところに惹きつけられるのだけど、OMGでも十年以上の前の曲を当時の振り付けで今も踊っていると思うとちょっと泣きそうになってしまった

 

今の踊りの方が格段に難しいという話もしていたけれど、ずっと歌い続けてきた曲だからこそ、もう気負うこともなく軽やかに自然にステップを踏むのを観て、そこにある年月を実感したというか

それを今もなお、こうやって同じ六人で歌って踊っているという姿が響くのかな

しかもそれでいて六人の踊りがずれない、ぴったりというところにまた泣ける

踊っている六人はそれぞれ違う魅せ方を持っているのだけど、六人が一緒になるとぴたっとはまってしまう全体としての力がとてつもなく思える

ときどき、何でこんなに六人揃ってるの!とあまりの美しさにどこに感情をぶつけたらいいかわからなくなります(Mラバ冒頭での愛なんだがまさしくそうだった)

 

RYSとかセクバニとか、イントロで歓声が聞こえてくるのもまたいい!

きたああああ!ってなりますよね、イントロでボルテージが一気に上昇する、というライブならではの臨場感がアーティストに限らずとても好き

 

ソロ曲もトニカミ曲もなく、全曲六人

その中で歌割りとかでトニ、カミになっていたりすると、そこもいいなあと思う

カミセンがメインステージで踊っているのを観るとすごく感慨深いというか、わあ、カミセンだ、やっぱりカミセンだなあと思うというか

六人だから何通りもの組み合わせがあるのだけれど、やっぱりトニカミという組み方が一番安定していて、今や(昔ほど)そのユニット名が外の場面で用いられることはほぼなくて、でもメンバーやファンの中ではその意識は結構強くて、そこがとても活きてくる場面があったり、そういう立ち位置からくる安定感があったり

みなさんもう三十、四十の大人ですから、昔のような大人と子ども、みたいなわかりやすい構図はないのだけれども、そのような中でトニカミが見える瞬間が実はとても好きだということです、上手く言えないけれど

 

Supernovaのハット+椅子の演出がものすごく好みだった!でも短かった!

やっぱりスパノバのような大人の色気はどんどん出していくべきだと思うよ!

 

俺が死んだら、とか、天国でも、とかとか映像で観たかったというのもありますが、入らなかった理由はわかりませんが、上手く録れていなかったとか、形に残してしまうのはよろしくないとか(一度形にしてしまうともう後戻りできない)

映像でいくら繰り返し観ることができるといっても、生の空間、感覚というものは(形に残らないものも含めて)格別だと思っているので、行けるときに行きたいと、こういうライブ映像を観るといつも強く思います

 


 

これからも六人のパフォーマンスが楽しみだというのはまさにその通りで、二十周年も目前、でも二年後、一年後も今と同じように活動しているという保証はどこにもないわけで

それ(将来の活動)を信じるのがファンだとは思うけれど、悲しいかな、解散、休止、脱退に触れる機会が多いところにも足を置いていると、絶対、とはなかなか言い切れない

実際に経験していますからね、解散とか活動休止とか(現在進行形で!)

だからこそ、ここまで続いてきたのが本当に奇跡だという思いも強い

メンバーですら期間限定、という言葉を使って当時を振り返ったりもするくらいだから、こうやって今も同じメンバーで踊り続けているというのは本当にすごいなと思うし、それだけのことをやってきたからこその今だと思うし

そもそも私だって明日どうなっているかわからないですからね!

 

とにかく今は軍師官兵衛を毎週観て、Hanako連載のフォトジェニック健くんを心におさめながら日々生きていこうと思います(もちろん、他にも色々あるけど!)

あとは夏の炎立つ